ピーキング・レシプロ発電所
ピーキング発電所は電力需要の増加や減少に対応する為、柔軟性ある運転能力が必要です。
レシプロエンジンはこれらのニーズを満たすべく、一般的に幾つかのモジュラユニットの組み合わせにより大きなシステムです。
機器がアイドル状態でも、SSSクラッチにより、発電機をグリッドに同期させたままにして、無効電力、慣性、故障電流を調整することができます。これにより、グリッドの安定性と発電の柔軟性を維持できます。
電力が必要になった時はレシプロエンジンが起動し瞬時にフルパワーになります。入力側のエンジンが発電機の回転速度より早くなった時点でSSSクラッチは自動的に嵌合します。
再生可能エネルギーである風力発電や太陽光発電などが大規模送電網や遠隔地などで増えるに従い、風力や太陽光が無い場合にグリッドの安定性維持の為にもピーク発電は重要性が増しております。
SSSには追加の潤滑システムが不要な自己潤滑式のカプリングタイプのクラッチもあります。
レシプロエンジンと発電機間を最小にし、フレキシブルカプリングを使用すれば軸のミスアライメントをも許容できます。